こんばんは。
おりちゃんです。
岡本圭人初主演舞台にお邪魔してきました。
無事初日から千秋楽まで1公演も休演にならず良かったです…!
圭人くんの舞台感想を綴っていきたいと思います。


結論から言うと、良かった。
担当だからフィルターが入っているかもしれないが、よかった。
正直な事を言ってしまえば、そんなに期待はしておりませんでした。
圭人くんを応援していた間、何度も期待しては裏切られ、期待しては裏切られの苦しい事の繰り返しだったので、嬉しい事なはずなのに、どこか複雑な気持ち。
観劇した人のツイートを見ると「良かった...!」とは聞くけど、ハードル上げて落とされた時を考えてしまう...。
そんな気持ちを抱きながらの観劇でしたが、良かったです。
まず、なによりも3年ぶりの推し。
3年って。早かったような長かったような...。
当時の熱量に比べて落ち着いているとは言え、涙が出ない方が無理ではないでしょうか…。
相変わらずカッコよくてきれいな顔しておりました…。
しかも横には父親の岡本健一さん。もう、この時点でただただ幸せ過ぎる空間ですよね。
演技に関しては圭人くんの演技を観るのが10年以上前の金パチ以来だったので、比較材料としては弱いですが、かなり成長していました。
話をする時の姿はごもごもと口が開き切れていないような話し方をしていたので、発声が大事な舞台ではどうなるんだろうってドキドキしていましたが、二コラという役になりきって、喜怒哀楽と表情が豊かに、声を荒げるシーンでは「え、圭人くんの声なの?」と驚くぐらい大きくハッキリと魅せてくれて、感動しました。
けとぺでは、緊張し、苦しみながらも舞台を楽しんでいる圭人くんが伝わってきて、舞台に足を運んで良かった、と心から思えました。
ストーリー・登場人物に触れております。
公演は終わりましたが、ネタバレにご注意ください。
※1度しか観劇していない為、解釈に誤りがある可能性もございますのであくまで個人の感想と捉えてください。
◆あらすじ(HP一部抜粋)
17歳の二コラは難しい時期を迎えていた。
両親の離婚により、家族が離れ離れになってしまったことにひどくショックを受けて動揺し、何に対しても興味が持てなくなってしまっていた。
嘘を重ねて学校にも行かずに日がな一日、目的もなく一人で過ごしていたところ、学校を退学になってしまう。
父親(ピエール)は新しい家族と暮らしていたが、母親(アンヌ)から二コラの様子がおかしいことを聞き、何とか彼を救いたいと、離婚後に距離を置いていた息子と、向き合おうとする。
ストーリーも岡本親子も、もしかしたらこんな未来をたどっていたかもしれない可能性も考えるとゾッとするぐらい、惹きこまれました。
パンフレットで、健一さんが「俺だったら違ったやり方をする(笑)」的な事を語っておりましたが、あくまでパリの舞台なので、日本では起きにくい事かもしれません。
今回登場人物に誰一人まともな人間がいなかった為に、どんどんおかしな方向にストーリーが流れていく展開でした。
ピエール(演:岡本健一)
弁護士。アンヌと結婚し、二コラを授かる。
だが、アンヌとは離婚。ソフィアと再婚し、息子を授かる。
政治家の父親の元に育つ。学生時代病気の母親の看病しながら、勉学に努めた。
「俺は親父とは違う」と言い、息子二コラの事を気にかけている。
口癖は「大丈夫。すべてうまくいく」
二コラ(演:岡本圭人)
ピエールの息子。両親が離婚し、母親アンヌと2人で暮らす。
だが、学校に行かなくなり、アンヌがピエールに助けを求めたことにより、ピエールと再婚相手のソフィア、生後間もない弟と4人で暮らすようになる。自傷行為をしている。
口癖は「分からない」
アンヌ(演:若村麻由美)
弁護士。二コラの母。
ピエールとの事は未練があり、よりを戻したいと考えているが、ピエールにはその気は一切なく素っ気ない態度をとられる。
口癖は「分からない」
ソフィア(演:伊勢佳世)
ピエールの再婚相手。アンヌとの結婚式で初めてピエールに出会う。
後にピエールと結婚し、子供サーシャを授かる。
二コラとの同居生活は反対していたが、ピエールを信じて同居に承諾する。
あと2人程登場人物はいますが、メインはこの4人ですね。
二コラは終始情緒不安定で、まともではありませんでしたが、大人に振り回された結果なので、被害者ですね。
「息子」とタイトルにある通り物語は岡本健一さん演じるピエールが主軸となり、動いていきます。
いやぁ~パパンがとことんクズだった。
いい父親であろうとしているが、息子の為ではなく、ひたすら自分の為に動いていた。
たくさんの努力もして、今の立場を手に入れたからこそ、自分が"父親として失格"と言う事実をずっと受け止めきれず、最後には二コラのせいにする始末でした。
そりゃあそうだよな、子供こと思うなら、女なんて作らないもんな。
自分本位で動いた結果だよね…。
母親のアンヌは息子の事を想っていましたが、肝心なところでは決断できず、ピエールに甘える姿が印象的でした。
二コラが何を考えているのか分からないから、どう接してあげればいいのか分からない、「生きるのが苦しい」と言う二コラに対し「そんな事ママに言わないで」と言うのは、ピエール同様、二コラの問題に対し、向き合おうとしなかったのが、また二コラを苦しめる要因だったのかと思います。
悲劇のヒロイン気質だな…と感じました。
ソフィアは常識人的な立ち位置ではありましたが、二コラの家庭を壊した人物です。そんな中でも良き妻、良き母親になろうと努力した人物でもあります。二コラに対しても警戒がとても強かったです。
最後は結果的に二コラのせいで家庭が滅茶苦茶になってしまいますが、自業自得だな、と思いました。実際問題は分かりませんが、ソフィアさえいなければ、まだ二コラは家族と幸せな時間を過ごせていたかもしれないので。
そして二コラ。本当に可哀想だった。
二コラと同年代の年の離れた弟がいるので、他人事とは思えなかった。心が痛かった。
17歳という思春期に家族が離れ離れになってしまうのはどれだけ精神的に辛い事なのか。
3人で幸せに暮していたのです。アンヌとピエールの中ではとっくに心離れていたりしたかもしれませんが、二コラはそれでも幸せだったのです。それが突如なくなった時のショックはどれほどの事でしょう。おかしくならない子の方が少ないんじゃないでしょうか。
最後のシーンにはなりますが、アンヌとピエールと二コラの3人が談笑する姿は、数か月前には当たり前にあった光景だったのです。
でもこの光景が長続きしないのも二コラは分かっていたので、あの選択肢をとったんだろうなぁ、と考えると誰も二コラの事を責められる気がしません。
っとまぁ、そんな感じで、色々考えさせてもらえた舞台でした。
前の週に行った上田くんの舞台と同様重たいテーマではありましたが、脚本が海外という事もあり、かなり分かりやすく1回の観劇でもある程度全貌が見えて楽しかったです。
ハリウッド映画化も決まっているようで、ピエール役を「グレイテスト・ショーマン」や「レミゼラブル」で有名なヒュー・ジャックマンが演じると聞いて、ワクワクしております。二コラ役も今から楽しみです。
これを日本で最初に公演したのが岡本親子なのも尊いですね…!!!
舞台は円盤化にはなりにくいので、望みは低いですが、せめてWOWOWとかで配信してくれないかな~!!!!!
自担の初めての主演舞台。
本当に楽しかったです!!!!
次の舞台も決まりますように!!!
もっと圭人くんが楽しい時間が送らせますように!(言霊)
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