アイドルヲタクのよくある話

強くて、美しくて、キラキラしたアイドルが好きです。

大怪獣のあとしまつ【感想※ネタバレ有】


こんばんは。
おりちゃんです。


先日『大怪獣のあとしまつ』を観ました。
Filmarksでも書きましたが、期待外れ感が凄すぎて、あまりもショックで感情の赴くままにレビューを書いてしまったが、1日明けて、なにがどう受け付けなかったので書き起こしたいと思ったので、ブログに残します。

結論から言うとキャストは何一つ悪くなくて、ストーリーが本当にダメだった...。
書き終えてから、他の方の考察等読み漁ろうと思う。

はじめに

『大怪獣のあとしまつ』
www.daikaijyu-atoshimatsu.jp

まず予告を観てください。
www.youtube.com

めっちゃ面白そうだよね。
監督・脚本は違うけど、予告見る限り、めっちゃ『シン・ゴジラ』の続きっぽいじゃん!?
全然違う展開になることは覚悟していたけど、予告の編集の仕方とかも庵野さんのソレだし、めっちゃ意識してるじゃん???
確かに怪獣って倒した後爆発しているイメージだけど、物理的に処分するってなるとどうするんだろう…って考えちゃうよね。


JUMPにハマる前から山田さんの圧倒的顔面と演技が好きだったので、そこにプラス特撮が入ってくるわけで映画公開を楽しみにしておりました。


コロナがなければ2020年に公開予定だった為、2年待って待望の公開という感じですね。


ちなみに私の特撮好きのレベルで言うと、一般以上ヲタク未満というレベルの知識です。
一般人からすればヲタクレベルだし、ヲタクからすればにわかレベルという認識で差異はないかと思います。
戦隊ヒーローものが大好きで、幼少期から観ていました。
特に好きなのは忍者戦隊カクレンジャー炎神戦隊ゴーオンジャーです。
ジャニヲタになってからはあまり終えていないので、最後に戦隊シリーズで観たのは「獣電戦隊キョウリュウジャー」です。
仮面ライダーはWで止まってます。
ウルトラマンは少し、程度です。
シン・ゴジラ』は履修済。とても面白かったです。

そんな私が抱いた感想を綴っていきます。

感想

まず、映画観た感想。鑑賞後に殴り書きした。
filmarks.com
久しぶりにボロクソ評価書いてしまったじゃん。
でも書かずにはいられなかったんだ。あまりにひどすぎて。
ツッコミが追い付かないし、すべて中途半端。


記憶が新鮮なうちに自分なりに嚙み砕いて言語化していこうと思う。


※※※ここからは、ガンガンネタバレあります。映画鑑賞後の閲覧を推奨します※※※

ストーリー※ネタバレ有

まずあらすじを確認しよう。

人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、死んだ。――この死体、どうする?――
人類を未曽有の恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、死んだ。
国民が歓喜に沸き、安堵に浸る一方で、残された巨大な死体は徐々に腐敗・膨張を進めていた。
爆発すれば国家崩壊。終焉へのカウントダウンは始まった。絶望的な時間との闘いの中、国民の運命を懸けて死体処理を任されたのは、警察でも軍でもなく、3年前に突然姿を消した過去をもつ1人の男…。
彼に託された<使命>とは一体?果たして、爆発を阻止することができるのか――!?
前代未聞の緊急事態を前に立ち上がった、ある男の”極秘ミッション”を巡る空想特撮エンターテイメントが、今、動き出す。

*1


初めは怪獣が現れ、国が一生懸命戦ったけど、全然倒せず、謎の光によって、死んだことが説明され、同窓会のシーンになる。赤紙を彷彿させる設定や、緊急地震速報のように緊急怪獣速報がスマホから鳴る(これは生徒の悪戯で終わる)等、設定が細かくて序盤は期待値が高まっていった。

総理含めた各大臣たちの話し合いのシーンからおかしくなっていった。
つまらないギャグ・下ネタ等、今の政治を揶揄するようなやりとり。
隣国の批判。責任の押し付け合い。手柄の取り合い。


この時点で「え。大丈夫...?問題は解決する?」って不安が募る。

ツッコミどころ満載※ネタバレ有

感情的に書いている・記憶力を頼りに書いているので読み手の事は一切配慮しておりません。
ご注意ください。


とりあえず山田さん演じるアラタくんが所属する特務隊にやらせようぜ!ってなり、アラタくんが責任者となり、死体について調べ始める。
すると死体の腐敗が進み、怪獣の怪我した部分から、ガスが貯まり、破裂すると液体のようなものが飛び出し、「ウ〇コ・ゲ〇みたいなクサイ匂いがする」という事が判明し、ずっとクサイクサイ、どっちが正しい表現???等、しょうもないネタで引っ張る。ああいうネタが面白いと思うのは一部だけだと思うのだが...映画館で飲食したりする事も多い中でよく、そういうネタできたな…個人的には嫌悪感しかなかった。


ただその匂いが街全体に広まっては困るから、なんとかその匂いを消せないか、大臣たちも話し合う。
だが、全く良い方法が浮かばない。


凍らせて、保存しよう!となり、主導権が特務から、国防に変わる。
その偉い人が菊池凛子。わぉ。こんなところで菊地凛子さんが観れるなんて!
だが、死体の体温が上昇し、ガスが爆発。腐敗臭が広がる。


そんな時、山田さん演じるアラタが所属する特務隊に謎の人物ヤミクモさん(松重豊)が登場する。
どうやら町工場人らしい。科化学的根拠を示して、こうした方が被害を最小限済ませられる。と説明する。
ヤミクモさん、どうも胡散臭い。見た目がニートみたいだし。
信ぴょう性もどこまであるか分からないのに、山田さん演じるアラタくんはめちゃくちゃ聞き耳を持つ。
いや、話の展開的にはあーだーこーだ言っている暇ないけど、いや、誰だよ、ヤミクモさん!!!!!!
ポッと出の言う人の事を信じてもいいの!?!?!?


後半に出てくるオダギリジョーどうやら爆発物のプロらしい。
元特務隊にいたけど、辞めて、謎の外人たちと爆弾で色んなものを解体する仕事をしているらしい。
最初は戻らないって駄々こねてたのに、行きつけの飲食店のお姉ちゃん(二階堂ふみ)が「いつまでこんな(膠着)状態が続くんだろうね…」って話を聞いて、あっさり戻ってくる。心変わりはぇーな!!!!!!!!!嫌だね!って言って5分後にはチームに入っていったよ。あの一瞬の二階堂ふみさんの為だけに入れたシーンだろうけど、他になかったか!?


太鳳ちゃん演じる環境大臣秘書のユキノちゃんと、アラタが密会する。
そしてアラタの過去について触れられる。
回想シーンで、昔光の中へ消えていったアラタ。
そして3年後戻ってきた、と触れられるが、
3年後戻ってきたというのは、どういう形で戻ってきたのかも説明が全くない。
急に消えて急にひょっこり戻ってこれるものなのか???
設定が中途半端にリアルだから、突然現れる非現実設定。(怪獣いる世界の時点で現実も非現実もないが)
「一体何があったの?」とユキノに詰められるアラタ。うまく交わすアラタ。


未練タラタラなのか、既婚者なのに突然のキスシーン。
どこかで惹かれ合っているシーンがあって我慢できずにキスの流れなら分かるが、突然のキスシーンで混乱。
いや、ユキノちゃんが未練あるのは伝わったけど、アラタの気持ちはー!?!?
突然のラブロマンスについていけない。


しかもその液体を浴びると体中キノコだらけになる事も判明するが、ここでも下ネタのオンパレード。
気持ち悪い...!!!!!!!!!!!
お宝映像を撮りたいがタメに、立ち入り禁止区域に侵入した染谷将太が全裸でキノコだらけ。下半身には黒いモザイク。
いや、夫婦でなんちゅう映画に出てるんだよー!!!!!!!!!!!!同じシーンがないとは言え!!!


濱田岳さんが演じる夫であり元同僚の総理大臣の補佐をしている天音が、アラタの正体についてユキノに問いかける。
「選ばれし者」と匂わせる。「え、選ばれし者」ってなぁに????
あれ、特撮系ではよく聞く言葉ではあるけど、前触れもなく、そんな話ある????


天音がミサイルで、怪獣を暴力的にあとしまつしようとする事を阻止しようとアラタが怪獣の元へ向かう。
ヤミクモさんが発案した方法実行する為に、オダギリジョー演じるブルースが設計した怪獣に貯まったガスを上に吐き出すための弾丸をもらい、順調に怪獣に撃ち、ガスを噴出させる。

だが、ミサイルが怪獣に命中し、アラタも爆風に巻き込まれ怪獣の上から振り落とさる。
現場にかけつけるユキノ。目の前でアラタが落ちてきて、悲鳴をあげる。

「お?死ネタか???」と思った矢先、頭から血を流したアラタが立ち上がる。山田さんの綺麗な顔だ。
いやいや、嘘だろ!?!?!??!?!かなりの高さから落ちたぞ...!?!?!??!?!?!
頭潰れてもおかしくない...。


そしてスマホを空にかざし一言「デウスエクスマキナ


そして強大化するシルエット
ユキノの前には大きな何かが出現したのだろう。


そして怪獣の死体とともに空へと飛び立った...。
アラタの正体が分かり、スッキリしたのか笑顔のユキノ。
空に向かって敬礼。「ご武運を」

ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
嘘だろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そんなオチ誰が予想できた!?!??!?!

だったら最初からアラタが全部やれば済むことだったじゃん、序盤から最後まで大人たちの茶番見てただけじゃん...。
壮大なコメディ映画でした…。

金と時間を無駄にした...。
こんなに虚無な後味の悪さは久しぶりだよ...
久しぶり過ぎていつなのかさえ思い出せないけど。


さいごに

やりたい事全部積み込みましたーーーーーーー!!!!!!!!!!!
のは伝わったけど、結果的にぜぇぇぇぇぇぇんぶ中途半端!!!!!!!!!!
恋愛要素も。アラタの設定も。

最後のオチ的にはみんな!庵野さんの脚本の新作『シン・ウルトラマン』お楽しみに!!!!!!!!!という壮大な踏み台だったのかもしれない。まさか東映に嵌められた…!?!?!?

ここまでくるとそういうマーケティングかと思ってしまう??こんな炎上商法あるの????
あまりにも酷評が並ぶもんだから「なんか、急に見たくなってきた」とか興味を持っている人がいる訳で、ある程度利益が出るなら、ストーリーはどうなってもいいのかぁ…!!!って侮辱された気分になってきた。


お金と時間を無駄にした。
三木監督の作品は「時効警察」「俺俺」は観ていたが、それ以外は知りませんでした。
「俺俺」は正直意味が分からないかったが。
時効警察」は好きです!


コロナ前だったら、まだ笑って許せたのかな。
2020年の映画だし…。2年も延期したあげくこのクオリティ...。
酷い...ひどい...バカにされた気分になる…
もうこれは受け取り手次第になってしまうばかりだから…


ただ、キャスト、技術は本当に素晴らしかったと思う...。
無駄に豪華なB級ストーリー映画だった。
なんでこの作品にGOが出たのか、どういった意図があったのか…。


これは誰かと語らずにはいられない映画だと思う。
記憶に残る映画を残す、という意味では正解だったかもしれないが、記憶から消したい映画でもある。



山田さんの演技は素晴らしいのに、毎回のように主演映画に恵まれない...
逆に主演ではなく、脇役だと良作が多いのも皮肉である...
ネット界隈でも「クソ映画引き受け人」と揶揄されていていたたまれなかった...。
けれど演技力は評価されているので、本当に脚本よ...脚本...


よし、書きたい事は書けたので、
これから色んなの人のレビューや考察を見回ろうかと思います。
素敵な考察や解説動画、ブログがありましたら、随時追記していきます。