アイドルヲタクのよくある話

強くて、美しくて、キラキラしたアイドルが好きです。

【加藤シゲアキ】『粛々と運針』観劇しました。


こんばんは。
おりちゃんです。

加藤シゲアキ主演舞台『粛々と運針』観劇しました。


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人生初PARCO劇場
とても綺麗でした。


久しぶりの加藤シゲアキ主演舞台観劇。
去年は『モダンボーイズ』大阪公演観劇予定でしたが、緊急事態宣言で中止になりました。
コロナ一生許さん。


そのお陰なのか(?)久しぶりの紙チケで事前に席が分かり、前列でビビってしまいました。マツパしたし、髪も切るし、服も新調するし、ネイルもするよね!!!
この短期間でめっちゃ美容にお金と時間かけたよ。
加藤シゲアキは罪な男だよ。


そんなこんなで舞台当日まで現場があるのか分からない昨今のヲタク活動。無事開演されて良かったです。


※※※ここから先はネタバレ含む感想です。
観劇前の方はご注意ください。※※※



結論から言うと、面白かった。良かった。
2017年に一度上演した作品を新しいキャストで再演という形らしい。
今年の夏には書籍化するようだ(パンフに掲載)


テーマは「生と死」


こう聞くと、かなり重たいテーマで身構えてしまうかもしれないが、家族のあり方、かなり身近な話でもあり、話の作りはシンプルな分、20代後半から50代あたりには耳の痛いテーマだった。
それぐらいリアリティだった。


「結婚」「出産」「家族」との向き合い方を考えなきゃいけないストーリーで、どれが正解かも誰も分からない中の展開は胸にグッとくるものはあった。


重たいテーマの作品ではあったがコメディ要素も強く、テンポも良くて、約2時間あっという間で楽しかった。


今回は2人1組、計3組の群青劇。


1組目は徳永えり演じる田熊沙都子(たくま さとこ)と前野朋哉演じる田熊應介(たくま おうすけ)共に38歳の夫婦。
夢のマイホームを建て、子供は産まず、生涯を二人きりで過ごす予定だったが、沙都子が『妊娠したかもしれない』発言によって、子供の出産について話し合う。
沙都子はこれまでの人生設計に「出産」は予定していない為、産まない方向で話を進めようとするが、それを止めようとする應介に嫌悪感を抱く。 


2組目は加藤シゲアキ演じる築野一(ちくの はじめ)は、41歳、フリーター、実家暮らし。恋人もなし。
父は病気で亡くし、母と二人暮らしだったが、その母も病気で倒れ、入院中。
須賀健太演じる弟は紡(つなぐ)は36歳、既婚者。妻のユカとは子供を出産する予定はない。
久しぶりに実家に帰ってきて兄と入院した母親の今後について話し合う。


3組目は河村花演じる糸(いと)と、多岐川裕美演じる結(ゆい)。二人はどこかでひたすら何かを縫っている。


この3組の話が最後は一つに混じり合う話。
糸と結の正体は最後に発覚する。察しが良い人は中盤には気付けるかもしれない。


1組目の「出産」について話し合う田熊夫妻と2組目の「親の死」について話し合う築野兄弟はかなり胸にくるものがあった。話し合いというより、討論という言葉がしっくりくる。


特に築野兄弟の掛け合いは個人的にかなり刺さった。


母の治療はせず、自然死…尊厳死について話し、母が亡くなった後の未来の話をしたがるツナグと、延命治療の事を考え、頑なに現状維持の話しかしないハジメ※漢字では分かりにくいためカタカナにしております。
二人と話は平行線で、終始変化を拒否するハジメの態度は実の弟を見ているようでイライラしてしまった。


身の上話になって申し訳ないが、なぜなら私も数年前に母を亡くす少し前、ちょうど弟と似たような会話をしたからだ。
最悪な場合を想定しながら母の看病もしつつ、今後の話をする私に対し、「なんで母が死んだ後の話するの?そんなに早く死んでほしいの?冷たい人間だね」と言われ、何もしない知らんぷりな弟。なのに、私のやることなすことには口だけ出す。
一回本気で「家のことはぜーんぶ私がやる。その代わり、家から出てけ。一生関わるな。お前はお前の好きなように生きろ」ってブチ切れたこともある。
色々あったが、今は弟も自立し、良好な兄弟関係築けてる(はず)。

話を戻すが、生きてほしいと願う子供と、早く母を楽させてあげたいと願う子供。どちらの気持ちも分かるが、人間には寿命というものがあり、永遠に生き続けられるものではない。
と考えると、ツナグが言う尊厳死が、一番理想だなと感じた。


ここでは深くは語らないが田熊夫妻の「出産」についての話し合いも見て、改めて考えさせられた。
言葉にするって大切。
舞台だから二人の考えが綺麗に言語化されていたけど、現実はあんな風に話し合えないよな。
築野兄弟もそうだったが、序盤は感情vs感情から、後半は上手に言語化されてて綺麗に伏線も回収されてスッキリした。


あとは役者さんたちの演技力に感服しました。
ほぼ2時間、全員舞台に出ずっぱり。
体力も集中力もいる舞台で、本当に凄かったです(語彙力)
見終わった後は友人と語ら図にはいられない作品になりました。


今回は1公演しか入る予定はなかったが、ご縁があればもう1回観劇したいと思える作品だった。
途中からは目の前に加藤シゲアキがいるのに、映画館で観ていると錯覚してしまうくらい作品の世界観に吸い込まれてしまった。


帰りの新幹線で書き殴った感想文なので、読みにくい部分があったら申し訳ない。
また帰ったら買ったパンフレットを熟読しようと思う。


にしても加藤シゲアキがカッコいい〜〜!!!!好きー!!!!っなって帰路についております。



余談
久しぶりに友人たちに会ったのだが、特に約束した訳でもないのに、全員アクスタを常備してて笑ってしまった。
元々はNEWSやKAT-TUNで繋がった友人だが、今は掛け持ちが増えて、持っているアクスタ全部出してみよう!となった結果がこちら。
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ジャニーズワールド〜!!!楽しい!!!
肝心なKAT-TUNとNEWSがアクスタ販売していないので(※KAT-TUNは今年のツアーで初めて販売する)誰一人いません。
NEWSも早くアクスタ出してくれますように。


次はKAT-TUNのツアー満喫します!
ヲタク楽しい!!!!